ヤクルト惜敗 頼みの中軸が戸郷の前に無安打 力投のヤフーレは2被弾に泣く

 4回、左飛に倒れた村上
 7回、小林(左)にソロを浴びるヤフーレ(撮影・西岡正)
 8回、投手交代を告げ、ベンチへ戻る高津監督(撮影・西岡正)
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 「ヤクルト1-2巨人」(10日、神宮球場)

 高津ヤクルトが投手戦に惜敗。巨人のエース・戸郷の前に、強力クリーンアップが全員無安打に抑え込まれるなど完璧に封じ込められた。

 首位打者&打点王&本塁打王とクリーンアップで“三冠”を独占する強力打線だったが、巨人のエース・戸郷の前に手も足も出なかった。二回には2死から2四球で得点圏に走者を進めたが、武岡が二飛。三回には相手のミスで2死二塁としたが、3番・オスナが一邪飛に倒れた。

 7回まで投げられて、快音を響かせたのは四回に長岡が放った左前打1本のみ。チームとして3四球は見極めたものの、凡打の山を築く一方で本来の強力打線の姿はなかった。

 それでも2点を追う八回には代打・西川&塩見が連打でチャンスメーク。巨人2番手・西舘を攻め、1死二、三塁から捕逸で1点を返した。その後はサンタナも四球を選ぶなど、2死満塁の好機を作ったが、最後は長岡が三直で逆転には届かなかった。

 また先発を任されたヤフーレは、前回巨人と初対戦した際に9回3安打で完封勝利を挙げていただけに、序盤からストライク先行の攻めた投球を見せた。再三のピンチでも要所を締めたが、それでも初回に吉川、七回に小林からソロアーチを食らい、2被弾に泣いた。

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