日本ハム2連勝 ロッテ戦は7勝1敗 新庄監督助言で復調万波2打点 田宮スクイズ失敗後犠飛 加藤貴は7回無失点で2勝目
「日本ハム3-0ロッテ」(11日、エスコンフィールド)
日本ハムが連勝で貯金4。ロッテ戦の対戦成績を7勝1敗とした。
三回2死二塁で1番に入った万波の左翼線二塁打で先制。「打ったのはスライダーです。本当に嬉しいです」と短いコメントに思いを込めた。万波はここ10試合25打数4安打と不振。打率も・275から・222まで下げていた。
新庄監督は試合前に「きょう1番万波君で行ってみます。面白そうでしょ?」と明言。「ぜんぶ狙いに行くつもりで、と。打席で自分のフォームと勝負している。ピッチャーと勝負できていないから、もう打ちにいけと言いました」とアドバイスを送っていた。万波は3球目をとらえた会心の一撃にほっとした笑顔。七回にも適時打を放った。
六回は右前打で出塁した松本剛が二盗、三盗を決めるなど1死一、三塁の絶好機を作り、打席には田宮。1-2からの4球目をスクイズしたがファウルとなり失敗。その後も粘って10球目を右犠飛とした。「死ぬ気でバントを決めにいきましたが、失敗してしまったので、何とか1点をと切り替えていきました。追加点をとれてよかったです」とコメントした。
先発加藤貴は抜群の制球力を武器に六回1死まで無安打に抑える投球。7回を3安打無失点に封じて今季2勝目。ロッテ戦は開幕2戦目で敗戦投手となったが、4月21日には完封勝利を挙げている。