「日本ハム３－０ロッテ」（１１日、エスコンフィールド）

　日本ハムが連勝で貯金４。ロッテ戦の対戦成績を７勝１敗とした。

　試合後、新庄監督は「新庄剛志、大当たり～」と、ご満悦だった。

　ここ１０試合、３７打数４安打と不振だった万波の１番起用がずばり的中。三回２死二塁で左翼線二塁打で先制打。七回にも適時打を放ち、４打数２安打２打点の活躍。「チャンスで回したかったんで、バントした。なんか決めてくれそうな気がしたから。今日戻ってましたもんね、フォームもね。あれが万波くんの自然体の形。よかったね。２打点。２本目の方が僕はうれしかったですね。思い切り振ってるからこそ、あそこに飛んでいく」と、うなずいた。

　新庄監督は試合前に「きょう１番万波君で行ってみます。面白そうでしょ？」と明言。「ぜんぶ狙いに行くつもりで、と。打席で自分のフォームと勝負している。ピッチャーと勝負できていないから、もう打ちにいけと言いました」とアドバイスを送っていた。

　ただ、六回にスクイズを決められなかった田宮には厳しい指摘も。結果として犠飛で追加点を奪ったが、「悔しかったのは、せっかくレギュラーをつかみかけている田宮くんがあそこの場面でスクイズ（できなかったこと）。結果的に犠牲フライがＯＫじゃなくて、あの場面はきっちり点をとりにいかないと。ああいうことしてたら、レギュラーはとられますよ。もう１回、彼本人に伝えて、きっちり決めてほしいですね」と、神妙な口調で指摘した。