中日・中田が決勝タイムリー 一振りで流れ変えた 左中間フェンス直撃「無心だった。何も考えていない」
「広島0-4中日」(11日、マツダスタジアム)
中日・中田が一振りで流れを持ってきた。0-0の六回2死一、二塁。「無心だった。何も考えていない。自分が打てる球を積極的にいこうという感じだった」。九里の直球を振り抜いた打球は左中間フェンス直撃。決勝の2点適時二塁打となり、連敗を3で止めた。
4月中盤には貯金を最大6とし、10日間以上首位もキープした。だが4月19日のヤクルト戦から6勝13敗2分けと急降下。それでも顔色ひとつ変わらなかったのが中田だ。「1年間を通してやっていれば苦しい時期もある。そこは変に意識はしていない。またここから盛り返せる時期も来ると思うから」。2年連続最下位のチームが浮上していくには、まだまだ越えなければならない場面が訪れることだろう。ただ、今年の中日には空気に流されず、雰囲気にあらがう背番号6がいる。