ソフトバンク鷹笑い エスピノーザ攻略で首位独走 中軸トリオ活躍で今季2度目の5連勝
「ソフトバンク4-1オリックス」(11日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)
ソフトバンクはキャンプ地の宮崎で難敵を攻略した。3月30日の初対戦で6回2安打零封されたエスピノーザから4得点で今季2度目の5連勝。貯金を今季最多の14とした小久保監督は「開幕シリーズの時は手も足も出ない感じだった。今日は個々の対応はできていたんじゃないかな」と振り返った。
五回に好機に強い三森が同点打。六回は自慢の中軸が襲いかかった。柳田と山川の連打などで無死一、三塁として、近藤が右翼線へ勝ち越し二塁打。「最低限、外野フライという楽な気持ちで打席に入れた」。1死後には栗原に2点打が出た。
二回にも安打を放った近藤の打率はリーグトップの・325。中軸トリオの最後に待ち構える5番打者に小久保監督も「絶好調には見えないけど、悪くても3割ぐらい打つ。技術が抜けている選手だなと思う」と信頼を口にした。
宮崎で16年ぶり星
3、4、5番が安打そろい踏みした今季の13試合は全勝。近藤は「柳田さん、山川さんにも決めてもらっているし、助け合いながらやっていく」と話す。この日の柳田と山川は1安打。クリーンアップの活躍は勝利の指標になっている。
宮崎では16年ぶりの白星。2021、23年は黒星を並べただけに、スタンドの2万5787人のファンも大歓声だ。「2月(のキャンプ)でお世話になって、いい状態でシーズンに入れた。その勢いのままいい勝利を見せられた」。近藤もお立ち台で白い歯を見せた。