ヤクルト・塩見 走塁中のアクシデントで負傷退場 自力で立ち上がれず担架で交代 離脱の可能性も
「ヤクルト3-4巨人」(11日、神宮球場)
左膝を押さえたまま、ヤクルト・塩見は自力で立ち上がることができなかった。初回に襲った走塁中のアクシデント。担架が運ばれて負傷交代となると、不動のリードオフマンは病院へ直行した。高津監督も「軽症であってほしいと祈るばかりですね」と表情を曇らせた。
問題の場面は初回、先頭で三遊間への打球を放つと駆け出した。内野安打をもぎ取ると同時に、一塁ベースを踏む際に相手の送球をよけようとして転倒。左膝が不自然な方向に曲がり、そのまま強打する形で倒れ込む。担架で運ばれ、悪夢の負傷交代となった。
ここまで長期離脱阻止へ、高津監督も異変が出る度に先発を外すなど起用法を気遣ってきた。「診察の結果も聞いていない。相当痛かったでしょうし、ちょっと何とも言えないですね」。離脱の可能性は高く、主将・山田に次いで主力選手の相次ぐ故障が大きな影を落とした。