ヤクルト・高津監督 大けがで離脱の塩見に「彼の目を見てしゃべるのは難しかった」と心境吐露「本人は相当落ち込んでいた」
「ヤクルト3-1巨人」(12日、神宮球場)
ヤクルト・高津監督が試合後、左膝の前十字靭帯損傷、半月板損傷と診断された塩見について語った。
塩見は11日の同戦で初回、先頭で三遊間への打球を放ち駆け出した。内野安打をもぎ取ると同時に、一塁ベースを踏む際に相手の送球を避けようとしたことで転倒。左膝が不自然な方向に曲がり、そのまま強打する形で倒れ込むと、担架で運ばれ、悪夢の負傷交代となった。
チームに激震が走る中、1番に丸山和を抜てきし、2番には11日に猛打賞と好調・長岡を並べ、新オーダーで臨み、競り勝った。
高津監督は試合後、塩見の離脱について「一生懸命やったプレーでけがしたのは、しようがないとは言えないですね。非常に残念です。試合前に部屋呼んでいろいろしゃべったんですけど、なかなかこう、彼の目を見てしゃべるのは難しかったですね。一番悔しいのは本人でしょうけど。野球ができない寂しさ、悔しさを非常に感じた顔合わせになりましたね」と心境を吐露した。
全治は不明で、今シーズン中の復帰は厳しい状況だが、「けがしてしまったので、これから頑張ることは治療とリハビリとだというふうには伝えました。本人は相当落ち込んでいましたけど、うまくなるための治療とリハビリだよと伝えましたし、元気な状態で一緒に野球やりたいなと思っています」と復活を願っていた。