ヤクルト 村上が史上最年少200号!24歳3カ月 清原和博氏の記録を更新

 「ヤクルト2-0広島」(15日、坊っちゃんスタジアム)

 ヤクルトの村上宗隆内野手が1-0の八回、24歳3カ月で史上最年少200号アーチを放った。14日の同戦では5年ぶりの3番に入ったが、この日は1日で4番に復帰。松山の地で、メモリアル弾を放った。

 右中間へ、打った瞬間に確信する特大の一発。リードを2点に広げる貴重な一発にもなり球場は大歓声。ダイヤモンドを一周し、記念ボードを掲げて応えた。

 ここまで100号、150号と史上最年少記録を次々と塗り替えてきた主砲が、200号でも新たな金字塔を打ち立てた。これまで清原和博氏の持つ24歳10カ月の最年少記録を更新。3日の中日戦では史上最年少での神宮100号も放っており、球史に名を刻み続けている主砲がとどまることはない。

 今季は53打席ノーアーチのスタートとなったが、その後は順調に本塁打を量産。王手をかけてから本塁打こそ出ていないが、この試合前までで巨人・岡本和、中日・細川と並ぶリーグトップの8本塁打を記録している。それでも前カードの巨人3連戦から4試合連続で無安打に封じ込められるなど、高津監督も心配な表情を浮かべていた。

 松山の地が、村上を強くさせるのか。14日の同戦は無安打と沈黙したが、過去の成績では19年から毎年安打を放つなど、通算6試合で打率・400、3本塁打、8打点と好成績を残してきた。また球団としても大先輩・古田敦也氏が2000安打を達成した場所でもあり、後輩も続いて最年少200号という偉業で球史に名を残した。

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