快挙!ヤクルト・ドラ2松本健吾がプロ初登板初完封!球団新人72年ぶり OP戦悪夢の1回7失点から巻き返す
「ヤクルト2-0広島」(15日、坊っちゃんスタジアム)
高津ヤクルトに、大きすぎる新星が表れた。ドラフト2位・松本健吾投手(トヨタ自動車)が、プロ初先発で初勝利。球団新人投手では52年10月10日、小山恒三以来、72年ぶりとなる初登板初完封の快挙を成し遂げた。
ドラフト2位・松本健(トヨタ自動車)が圧巻のデビュー戦を飾った。プロ初先発のマウンドで広島打線を相手に力投。両親も応援に駆けつけた松山の地で躍動した。118球で被安打3、無四球10奪三振と文句のつけようがない投球内容だった。
キャンプでは新人選手で唯一の1軍スタートとなり、オープン戦でも帯同。だが、3月13日DeNAとのオープン戦(横浜)で1回6安打7失点とプロの洗礼を浴びて2軍に降格となった。
開幕は2軍で迎えたが、その後は2軍で4試合に登板し、3勝0敗、防御率0・47。自らの手でチャンスをつかみ、立ったマウンドで懸命に腕を振り続けた。
松本健は登板前に、「勝利をプレゼントしようと思います」と3日遅れの母の日のプレゼントを届けたいと意気込んでいた。打線がプレゼントしてくれた1点の援護点をしっかりと守り切り、笑顔を見せた。