大勝の日本ハム・新庄監督が警戒する野球界の「あるある」 3発19安打12得点で政権最多貯金7→17日は対朗希予想

 破壊されたブルペンのカメラ
 3回、2ランを放つ郡司
 5連勝に笑顔でナインを迎える新庄監督(右)=撮影・中島達哉
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 「日本ハム12-3西武」(15日、エスコンフィールド)

 日本ハム打線が大爆発し本拠地のファンはお祭り騒ぎだった。3本塁打を含む19安打で、今季初の2桁12得点を挙げての大勝。今季最長タイの5連勝で、貯金7はチームとして1745日ぶりで新庄政権最多を更新。「キリのいい20(安打)にしたかったですね。僕は何もしてないです」と指揮官もご満悦だった。

 口火を切ったのは、今季初の3安打で4打点の万波中正外野手だ。初回、2死二、三塁で右翼席へ先制の5号3ラン。「どうかなというところでしっかり伸びてくれた」と納得の一振り。これに続けとばかりに、びっくりの一発も飛び出した。

 三回だ。無死一塁での郡司裕也捕手の打球は、右翼ブルペンに設置されているカメラを破壊する4号2ラン。「ベンチに帰ったら『あれ30万するぞ』って言われて」とやりとりを明かし「でも30万でホームラン打てるなら、いくらでも払いますよ」と笑った。

 新庄ハムらしい、足でも得点を奪った。二回2死一、三塁から一走・スティーブンソンが挟まれる間に、三走・水野がスタートを切り生還。新庄剛志監督は「選手がキャンプからやってきたことをやってくれた」とたたえた。

 新庄政権最多19安打も記録し、17日からは敵地でロッテ戦。初戦には、前回対戦で攻略した佐々木の先発が予想される。「こういう試合をした後の完封負けが野球では“あるある”。どんな方法でも1点取りに行こうかな」と気を引き締めた。

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