ソフトバンク・近藤が八回に逆転の6号2ラン「完璧だった」 三度目の正直 1、2打席目も左へ右へ大飛球
「ソフトバンク3-2西武」(18日、みずほペイペイドーム)
殊勲の一打を放ったのは近藤健介外野手だった。1点ビハインドの八回1死一塁、西武3番手・松本の初球直球をとらえた打球は右翼席へ一直線。「完璧だった」と語る6号逆転2ランとなった。
三度目の正直だった。1打席目は逆方向の左翼へ、2打席目は引っ張って右翼方向へ大飛球を放ったが、フェンス手前で捕られた。ヘルメットを脱いで頭を抱えて悔しがる姿もあった。ただ、冷静さは失わなかった。
「いい打球を捕られて、その後の打席で少し自分の中で変えたりして逆にどんどん悪くなった経験もあります。感じ自体は良かったのでそのまま変えずに。(逆転弾の)最後の打席は特に自分のスイングを心掛けていきました」
2戦連発。38試合目での6号は、本塁打王を獲得した昨季の52試合目を上回るペースだ。
「今日のようなホームランはいいかなと思いますけど、やっぱり打点を。ホームランは前の人たち(柳田、山川)に任せて、しっかりと打点を挙げるようにしたい。去年のホームラン王は正直奇跡だと思っているんで。山川さんとか見るとレベルが違う。僕は僕なりの仕事ができればと思います」
リーグ首位打者に立ち、本塁打と打点でも5傑以内に名を連ねる。最強の5番打者が首位独走のチームをしっかりと支えている。