オリックス・太田 初回空気一変逆転V撃 3安打すべて逆方向 今季初の3安打猛打賞「継続できるように」

 「オリックス8-3楽天」(18日、京セラドーム大阪)

 オリックスの連敗を「4」で止めた立役者は、17日に1軍昇格したばかりの太田だ。一振りで流れを変える勝負強さ、パンチ力。球場の空気を一変させる巧打で、ラッキーボーイになりそうな気配が漂ってきた。

 初回、紅林の2点適時打で1点差に迫り、なおも2死一、三塁で打席へ。フルカウントから内が投じた外寄りの直球に対応し、右中間への逆転2点適時三塁打とした。三回は再び内から右前適時打、六回先頭でも西垣から右前打。いずれも逆方向へはじき返した。

 5日に出場選手登録を抹消された際、結果を求めるあまりにボール球に手を出して、快打が出なかった。今、意識しているのは積極性かつ好球必打。「自分から仕掛けることをテーマにしていた。しっかり狙い球を絞りながら、自分のスイングができる球に思い切り行こう、と」。意識の変化が実を結びつつある。

 「Bs選手会プロデュースデー2024」の一環として、小屋慶太君(8)からお立ち台で質問を受けた。そこで、試合前の勝負飯が「ざるラーメン」だと明かし、「今日も食べました」と食した麺をパワーに変えた。

 中嶋監督は課題だった逆方向に安打が出たことを評価した。「それを課題にして(2軍に)行って、しっかり結果にして上がってきたと思うので。非常にいい感じに出ている」。今季初の3安打猛打賞で「これを継続できるように」と力強く話した太田。プロ6年目を迎えた18年度ドラフト1位。今季こそ欠かせない戦力となる。

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