巨人 「鬼門」マツダで3敗、2分け 阿部監督会見わずか4秒で終了「明日につながるよ。それだけだな。以上!」
「広島4-3巨人」(18日、マツダスタジアム)
ベンチ裏まで響く歓声を背に、巨人・阿部監督が言葉を絞り出した。「明日につながるよ。それだけだな。以上!!」。時間にしてわずか4秒。敗戦の怒りを押し殺すように、語気を強めて自ら会見を締めた。「鬼門」マツダスタジアムで3敗、2分け。あと一歩が遠かった。
2点を追う九回、広島の抑え・栗林を攻めた。吉川、岡本和、坂本の3連打に失策が絡み、1点差に迫る。さらに1死一、三塁から小林がセーフティースクイズを試みたが、好守にも阻まれて本塁タッチアウト。最後は2死満塁から代打・萩尾が空振り三振に倒れた。
今季最多、毎回の14安打を放ちながら、ワースト15残塁で3得点。5カードぶりの負け越しが決まった。連敗にはなったが、過去4試合にはなかった攻撃の形は好材料。中軸にも当たりが戻ってきた。「明日につながる」試合を糧に、まずは第3戦で鬼門突破を目指す。