ヤクルト・石川が初黒星 逆転負けに「情けない」高津監督「有利カウントから甘いところに集まっていた」

 4回、打ち込まれ降板する石川(撮影・田中太一)
 7回の攻撃を終え、選手交代を告げに行く高津監督(撮影・北村雅宏)
 4回途中、4失点目を喫し降板する石川
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 「阪神7-2ヤクルト」(19日、甲子園球場)

 高津ヤクルトが12球団ワーストとなる11度目の逆転負け。23年連続勝利を目指したベテラン・石川が3回0/3を7安打4失点と阪神打線を止められず、今季1敗目を喫した。

 2点の援護をもらった石川だったが、二回に味方の守備のミスからピンチを招くと、2本の犠飛で同点とされた。さらに四回。3連打で無死満塁とされると、相手投手・才木に押し出し四球を与えて、これが決勝点に。さらに近本に適時打を浴びたところで降板となった。

 試合後の高津監督は四回に喫した2失点に対して、「ちょっと悪い癖というか、1本出るともう止まらなくなってしまう。石川の点の取られ方、やられ方がちょっと出てしまったかなと思います」と振り返った。天候や足元の悪さの影響も「もちろんある」と理解を示しつつも、「今日は有利カウントから、ほんと甘いところに集まっていた。ピッチャー有利なカウントからね。だからバッターはしっかりスイングしてくるわけだし、向こうも間違いなく対策練ってるわけだしね。こうしよう、ああしようっていうのは徹底してやってきてるのかなっていう感じはしました」と話した。

 また石川は「やっぱり先発が頑張らないと、こういう展開になってしまうので本当に情けない」と唇をかみ、「やっぱりゲームでしっかりと結果を残さなきゃいけないので。本当に今日は申し訳ないですね」と言葉を絞り出した。

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