西武・今井、右指出血のアクシデントで初回5失点 二回以降は追加点許さず、意地の投球 ベンチには急逝の清川さんのユニ
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「西武-ロッテ」(21日、ベルーナドーム)
西武の先発・今井が右手指先から出血するアクシデントに見舞われ、初回にまさかの5失点。5回90球を投げ、9安打5失点で降板した。
先頭・岡への初球ストレートがすっぽ抜け、岡の顔面付近へのボール。岡は何とか中飛に打ち取ったものの、友杉、高部、ソトに3連打を浴びて1点を失った。この直後、今井は右手の指先を気にすると、ユニホームの右もも付近には血がついていた。
さらに1死満塁のピンチを招くと、中村に2点適時二塁打を浴びると、佐藤、安田にも連続適時打を許して、一挙5失点となった。
今季は無傷の3連勝、防御率1・47と好調の今井だったが、いきなりの大量失点となった。
この日も、西武ベンチには、5日に62歳の若さで急逝した清川栄治投手育成アドバイザーの背番号「92」のユニホームが掲げられた。
今井は二回は三者凡退。三回には2死から3連打を浴びて満塁のピンチを招いたものの、追加点は許さなかった。時折、制球を乱しながらも、四五回とスコアボードに「0」を並べる意地の投球を見せた。