巨人 4時間超える熱戦は引き分け 吉川が同点犠飛 山崎伊は八回途中1失点の力投

 7回、吉川の中犠飛で三塁から同点にホームに滑り込み、次打者の岡本和(左)とタッチを交わす代走の重信(撮影・開出牧)
 6回、ビシエドを三ゴロ併殺に打ち取りガッツポーズを決める先発・山崎伊(撮影・開出牧)
 7回、吉川の中犠飛で同点の生還を果たす三走・重信。捕手・木下
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 「巨人1-1中日」(21日、東京ドーム)

 巨人は4時間を超える熱戦の末、今季4度目の引き分けとなった。

 ここまで3連敗。流れを呼び込むために阿部監督が一手を打った。2年ぶりに支配下に復帰し、即1軍昇格させた34歳のベテラン・立岡をスタメンに起用。打線を組み替え、勝負どころの3連戦初戦に挑んだ。

 打線は序盤から相手先発・高橋宏に苦しめられた。初回は2四球などで2死一、二塁と絶好の先制機を迎えたが、坂本が遊ゴロに倒れた。0-0の五回には1死満塁の好機を迎えたが岡本和が空振り三振、坂本が右飛に抑え込まれ、本拠地は大きなため息が充満し一時騒然となった。右腕に対して6回無得点に封じ込められた。

 0-1の七回にやっと打線が粘り強さを見せた。無死二塁から立岡が送りバントを決め好機を演出する。続く吉川の中犠飛でしぶとく同点に追いついた。

 先発した山崎伊は安定感抜群の投球を披露し、六回まで無失点に抑えた。七回に田中にソロを浴びて先制点を献上したが粘り強い投球を続けた。右腕は八回途中でマウンドを降り、5安打1失点だった。

 その後は高梨、船迫、バルドナード、西舘、大江、泉が無失点リレー。

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