糖尿病で右腕切断の佐野慈紀氏「謎の嘔吐続く」 5年前人工透析→昨年4月右足中指切断→右手中指、人さし指切断【闘病説明】
糖尿病の影響で感染症が進み、今月1日に手術で右腕を切断した元プロ野球・近鉄投手の佐野慈紀氏(56)が22日までに、自身のブログを更新。「謎の嘔吐」が続いていることを明かした。
21日のブログで「いろいろ不具合出てきたね。爪が伸びたので切ろうとしたら切れない.。腕が痒くなりかこうとしたらかけない。最近は謎の嘔吐が続きます。」と明かし、「予後の不安がいろいろ出てくる。正直怖いよ。」と投稿。
翌22日には「謎の吐き気は薬で何とか。」と嘔吐は服薬で対応していることを説明。「メンタル的にも少し疲れて来たかな?と言う事でカウンセラーに頼ることに。」と明かした。
佐野氏は19日付けブログで、右腕切断に至るまでの詳細を説明。それによると、糖尿病と診断された時から「食事制限はそれなりに」「酒もほとんど口にしない」生活を始め、8年前にインシュリンを打ち始めた。
人工透析だけは避けたかったというが、「腎臓が働かない分体に水や老廃物がたまり、体に浮腫が出て緊急の入退院を繰り返し、「このままでは命に関わる」と言われ、5年前に週3回の透析治療が始まったという。
昨年4月、いつものように節制のための朝のウォーキング中に、「足裏が少し痛い、腫れてるようにもみえる」との症状があり、ちょうど定期検診だったことから、主治医に診せたところ、緊急手術となり、「右足中指を切り落とす事に。指先に小さな傷がありそこから感染したらしい。」と振り返った。
退院して数週間後の透析中に「心臓がチクリ」とし、レントゲンを撮ると、即入院に。治療受けながら「右手の小さな傷が治らない」ことから、カテーテルをいれて血流を改善する手術を受けた。しかし、指先の傷口が次第に広がり、バイ菌が入って「ほんの数週間で指先は壊死」したという。佐野氏は「糖尿病による動脈硬化の影響で血流が届かなかったのだろう」とみる。
感染が広がらないよう、激痛に耐えながら洗浄を繰り返していたが、「中指にも感染が飛び火」。まもなく「心臓弁膜症」も判明。そして、いよいよ右手人差し指と中指を切断することになったが、その後も感染は進み、「右手指化膿性腱鞘炎」で、「右腕の切断が決まった」と説明した。