ソフトバンク・山川 2打席連発!両リーグ最多12号 2戦連続2桁得点の火付け役 貯金20&両リーグ最速30勝王手
「ソフトバンク12-0楽天」(22日、京セラドーム大阪)
2打席連続の本塁打は早くも今季3度目と驚異的だ。ソフトバンク・山川がともに左翼席へ豪快にかっ飛ばし、今季2度目の6連勝に大きく貢献。2試合続けて2桁得点の火付け役となり、両リーグ最多の12本塁打、44打点としても「3本目を打てなくて悔しかった」と言った。
0-0の一回1死一、三塁では追い込まれてから「外野飛球でも、と意識を変えた」というが速球を5階席への特大3ラン。「感覚が残っているので乗っていける」と二回はカーブを完璧に捉える2ランとした。六回には左翼へ飛距離十分の惜しいファウルもあった。
前夜21日は23安打21得点で大勝。皮切りとなるチーム初安打を放ったのが山川だった。22日は先制パンチを見舞って、荘司をわずか1死でマウンドから引きずり降ろし、四回終えて10得点の猛攻を呼んだ。
19日の西武戦で左手甲付近に投球を受けて途中交代したが「骨が折れたとしても力が入れば別にいい」と平然。その日の試合後に腫れた患部を氷水で徹底的に冷やし、回復させた。21日は左腕付近への死球も「毎年あること」となんのその。厳しいマークに遭ってもたくましい姿を見せている。
今季最多の貯金19。両リーグ最速での30勝到達にリーチをかけた。41試合目での29勝は、シーズン101勝という驚異的なペースだ。
◆3年ぶり2試合連続2桁得点 ソフトバンクの2試合連続2桁得点は2021年9月4、5日のいずれもオリックス戦以来、約3年ぶり。球団ならびにNPB最長は4試合連続。一方、楽天の2試合連続2桁失点は20年7月21、22日のいずれもオリックス戦以来。