新庄ハム“ビッグシャウ打線”で今季5度目のサヨナラ勝ち 延長十回田宮が決めた!政権最多タイ貯金7
「日本ハム5-4オリックス」(22日、エスコンフィールド)
左翼後方へ高々と上がった飛球が試合を決めた。日本ハムは延長十回無死三塁。田宮がサヨナラ犠飛。熱闘にケリを付ける一打に、全員がベンチを飛び出して喜びを分かちあった。
「どうですか?“ビッグシャウ打線”。途中でパキッと折れるけど、最後にはおいしく終われるっていう」。八回に4点差を追いつかれ、最後は今季5度目のサヨナラ勝ちで決めた試合。新庄監督は“シャウエッセン”にかけて命名した。
殊勲の田宮は「ジェイ(野村)が出てくれたので、僕がかえすだけだなと思って打席に立ちました」と振り返る。同期の野村が先頭で三塁打。サヨナラのお膳立てに感謝した。二回には二塁走者として水野の二直で飛び出して併殺となるミス。四回には1号ソロで挽回。3安打2打点と気を吐いた。
八回に同点とされたが最後は粘りを見せた。新庄監督は「裏の攻撃なんでね。0対0できているつもりで、こういう風な勝ち方ができるっていう想像をさせてくれるチームにはなりましたね」とチームの成長を感じ取っている。
2連勝で貯金を新庄政権最多タイの7に戻した。本拠地のエスコンでは8連勝、15勝4敗1分け。得意のホームでまたも劇的な勝利だ。ハラハラドキドキのビッグシャウ打線。「これからもおいしい試合を見せますよ」と約束した。