中大が青学大撃破で“逆王手”28日の勝者がV 青学大・安藤監督「これが戦国東都」

 5回無失点で勝利した中大・山口(左)と先制V打を放った繁永
 5回無失点で勝利した中大・山口
 先制決勝打を放った中大・繁永
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 「東都大学野球、中大2-1青学大」(24日、神宮球場)

 中大が青学大を破って1勝1敗とし、優勝へ“逆王手”とした。

 負ければV逸という中、立ち上がりから流れをつかんだ。初回、先頭の皆川岳飛外野手(3年・前橋育英)が左翼線へ落ちる二塁打を放ち、続く佐藤壱聖内野手(2年・東日本国際大昌平)が送って1死三塁と好機拡大。ここで今春好調の繁永晟内野手(3年・大阪桐蔭)が左翼フェンス直撃の先制適時打をマーク。「(チャンスで)回してくれたので、クリーンアップにいる以上は決めないと。一振りで決められて良かった」と振り返った。三回1死一、二塁では佐藤壱が中前適時打を放ち2点目を奪った。

 先発の山口謙作投手(3年・上田西)は5回無失点とゲームメークした。しびれる場面が訪れたのは九回、1点差に詰め寄られ、なおも2死二塁で岩城颯空投手(3年・富山商)が登板。打席にはプロ注目の相手主砲・西川史礁外野手(4年・龍谷大平安)を迎えた。「4番はチームの一番良いバッターなので、打たせなかったら流れをやらないと投手陣で共有していました」と山口。岩城は西川をカウント2-2と追い込むと、最後は変化球で右飛に打ち取りゲームセット。この日は投手陣で西川を4打数無安打に抑え込んだ。

 中大の清水監督は「試合前には『あと2つ勝とう』と。本当につながっています」と納得顔。一方の青学大・安藤監督は「選手たちはよく頑張ってくれている。越えなきゃいけない壁なのかなと。これが戦国東都」と振り返った。

 これで、28日に行われることとなった3回戦で勝利した方が優勝をつかむこととなった。

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