「中日－ヤクルト」（２４日、バンテリンドーム）

　ヤクルト・サイスニードが敵地のマウンドに異例のクレーム。七回にグラウンド整備員により、マウンドの土が削られる措置がとられた。

　２点リードの七回、先頭の細川、カリステに連続四球。カリステへの５球目を投げた際にはバランスを崩して土を削る仕草を見せた。

　２者連続四球を与えて伊藤投手コーチがマウンドに駆け寄ると、サイスニードがマウンドを足で掘りながら訴え。球審がマウンドを確認した後、グラウンド整備員が現れて器具やトンボで土を整備した。

　バンテリンドームは硬いマウンドで知られているが、中継の解説を務めた中日ＯＢの鹿島忠氏も、異例のクレームに「これ通していいんですかね。なかなかないですよね」と語っていた。