巨人・阿部監督 戸郷のノーノーに「泣きそうになっちゃったよ」「代え時はなく最後までと」

 「阪神0-1巨人」(24日、甲子園球場)

 巨人の先発・戸郷翔征投手がノーヒットノーランの快挙を達成した。巨人の投手が甲子園の阪神戦でノーヒットノーランを達成するのは1936年の沢村栄治以来、88年ぶりとなった。

 奪三振5、与四球は九回の1。阿部監督は「いやもう、素晴らしい、それしかないです」と満面の笑み。123球の快投に「球数もいっていたが、代え時もなかったので、最後までいってほしいと思った」と振り返った。

 戸郷は初回、近本、中野、森下と続く阪神の上位打線を3人で抑えると、直球と宝刀・フォークを軸に的を絞らせない投球。三回2死から及川が投手前のボテボテのゴロを放ち、一塁はセーフの判定だったが、戸郷の送球エラーが記録された。

 五回は先頭・糸原の打球もわずかにイレギュラーする微妙な打球となったが、記録は一塁・岡本和の失策。それでも、前川を遊飛に抑えると、坂本を三ゴロ併殺に斬って取った。九回は先頭への四球から1死二塁のピンチを招いたが、近本、中野を打ち取った。

 巨人投手として甲子園で88年ぶりの快挙。指揮官は「ねえ、すごいことだよ。泣きそうになっちゃったよ」と本音も。エースとして期待しており、「ジャイアンツを引っ張って行く存在。開幕に指名したのも僕。そういう意図を気づいてくれているはず。今日は素晴らしいに尽きるね、本当に」とうなずいた。

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