ヤクルト打線が一丸で中日の絶対的な守護神を攻略 0・00の牙城崩して連敗はストップ 高津監督は「向こうが嫌がる攻撃」と評価
「中日2-5ヤクルト」(24日、バンテリンドーム)
高津ヤクルトが延長戦を制し、連敗は「5」でストップ。開幕から防御率0・00と絶対的な中日の守護神・マルティネスの牙城を崩した。
初回に村上が2試合連発となる12号2ランを放つも、七、八回で同点とされ、試合は延長戦に突入。延長十回は守護神・マルティネスと対決になったが、打線がまさに一丸となった。
まずは先頭の長岡が右前打で出塁。武岡が1球できっちりと送り、村上が申告敬遠で出塁した。さらに続く岩田は死球で満塁となり、2死となって続く西川が押し出しの四球を見極めた。さらに川端が二塁への適時内野安打を放ち、これが相手のミスを誘って一挙3得点の勝ち越しに成功。相手守護神を打ち崩した価値ある勝利となった。
試合後の高津監督は「連打、連打って絶対打てないピッチャーなので、やはりバントであったり足であったり、それこそ四死球であったりっていうのを絡まないと、なかなか得点にはならないですよ」と一丸でつないだ攻撃を評価。
「武岡のバントとかも、この前失敗しましたけども、膝ついてでもバントしようという気持ちも出てたし、岩田にしても、なんとかセーフティーとかで探ってやろうと、結果デッドボールにはなりましたけど。向こうが嫌がる攻撃であり、いい点の取り方だった」と選手らをたたえた。
また苦手にしていた接戦を勝ちきって連敗はストップ。高津監督は「やっぱり嬉しいね。みんなよく頑張ってるよ、ここまで。すごく我慢してね。忍耐強く一生懸命頑張っていると思う。また明日も勝てると信じています」と表情を緩めた。