「楽天３－４日本ハム」（２４日、楽天モバイルパーク）

　日本ハムが延長までもつれた死闘を制して、白星をもぎ取った。シャウエッセンにかけて“ビッグシャウ打線”と命名していた新庄剛志監督（５２）は「今日もパキッと折れたけど、最後はおいしくいただきました」と笑顔を見せた。

　六回１死まで無安打に抑えられる展開。そこからの３連打で同点とした。九回は途中出場の細川が２点適時打。延長十回は敵失で決勝点をゲット。とにかく勝負強い。昨季は１７勝３１敗と大きく負け越した１点差試合は、これで１１勝３敗。もはやお家芸になっている。

　「選手がただただ勝ちたいっていう気持ちが強いのと、この３時間半の間、持続できる集中力を持てているというところですね」とその理由を分析。飛行機移動後の試合というタフな戦いでも、折れることはなかった。

　これから消耗の激しい夏の季節に入る。「ある程度レギュラーのメンバーは休ませながらしていかないと、気持ち的にも体力的にも持たないと思う」と上位を狙うにあたって、順番に休養も取り入れる考え。それでも「誰を出してもね、活躍してくれるんで」。歯ごたえ十分のビッグシャウ打線に自信を見せた。