中日 仲地礼亜が緊急降板 今季初登板で初回三者凡退の好投も 交代のアナウンスにバンテリンドームがどよめく 22年度ドラフト1位
「中日-ヤクルト」(26日、バンテリンドーム)
中日の仲地礼亜投手が二回表の守備が始まる前に緊急降板した。
初回は力強いストレートを軸にヤクルト打線を三者凡退に抑え、2三振を奪っていた右腕。だがチームが2点を先制した直後の二回、ナインが守備に就く中でマウンドに仲地の姿はなかった。
「手当を行っています」というアナウンスがありスタンドがざわつく中、立浪監督は投手交代を決断。2番手として橋本がマウンドに上がった。交代が告げられると、バンテリンドームが大きくどよめいた。
仲地はこの日が今季初登板。22年度ドラフト1位をまさかのアクシデントが襲ったと見られる。打線は初回に細川の遊ゴロ間、ビシエドのタイムリーで2点を先制。カード勝ち越しへ最高のスタートを切っていただけに、本拠地のファンから驚きの声もあがっていた。
緊急降板によって中日ブルペンは残り8イニングを、8人の中継ぎ投手で踏ん張ることになった。また守護神・マルティネスは現在5連投中。二回から緊急登板した橋本は、村上、オスナ、山田を連続で空振り三振に仕留めると、スタンドからは拍手が送られた。