なぜ?連勝後に西武・松井監督の休養発表 SNSは賛否「ロッテ戦全敗が効いた」「誰が監督でも無理」
西武は26日、松井稼頭央監督の休養と渡辺久信GMの監督代行就任を発表した。双方協議の末、決断に至ったという。
2年目を迎えた松井西武は今季、開幕から低迷。打線が振るわず最下位に沈んでいた。28日の中日戦から渡辺GMが兼務する形で監督代行として指揮を執る。
直近10戦は8連敗後、2連勝をしたところで休養発表。プロ野球界では何かの区切りで監督休養や1、2軍のコーチ入れ替えなどが行われることがある。チーム不振が続く中で打開策を模索していたとみられ、週明けから交流戦開幕を控えたタイミングでの“決断”となった。
山川がFA移籍し、獲得したアギラーら新外国人も不振。投手陣もエース格の平良が離脱するなど、悪い流れが続いた。ショッキングな敗戦もチームの雰囲気を重くした。4月にはソフトバンク3連戦でまさかの3戦連続サヨナラ負け。5月21、22日のロッテ戦も連敗し、今季のロッテ戦はまさかの8戦全敗となった。
45試合での監督休養。ファンからは賛否の声が上がり、SNSでは「まさかのロッテ戦全敗が効いたな」、「遂にきたか」、「厳しい采配でしたね」、「辛いけど決断を支持します」、「今日のような粘りがもっと前から出てれば…とは思いますがこの成績では仕方ない」、「俺らのヒーローなんよ」、「あんな戦力じゃ誰が監督でも無理でしょ」、「松井稼頭央ひとりの責任じゃない」などとコメント。今後について、「ナベQが代行するほうが驚き」、「来年はOB監督経験者に再建してもらったほうがいい」などの声もあった。
松井監督は球団を通じ「厳しい戦いが続いているなか、変わらず声援を送り続けてくださるライオンズファンの皆さまの期待に応えられず、大変申し訳なく思っております。何とか巻き返しを図ろうと、コーチや選手たちと共に戦ってまいりましたが、指揮をシーズン途中で渡辺GMに託すこととなりました」とコメントした。
その上で「昨年からこのチームを率いて、選手たちの成長には手応えを感じていましたが、それを結果に繋げることができなかったのは、指揮官である私の責任です」と最下位低迷の全責任を負う形での休養となった。