NTT東日本が2年ぶり47度目の都市対抗出場 14安打7得点と東京ガスを圧倒
「都市対抗野球・東京2次予選・第1代表決定戦、NTT東日本7-2東京ガス」(27日、神宮球場)
NTT東日本が14安打7得点と圧倒し、2年ぶり47度目の都市対抗(7月19日開幕、東京ドーム)出場を決めた。
初回1死から石井巧内野手(22)が中堅フェンス直撃の三塁打でチャンスメークすると、続く向山基生外野手(27)が先制の右前適時打をマーク。さらに今秋ドラフト候補の4番・野口泰司捕手(23)が左中間を破る適時二塁打を放ち初回から2点を先取した。
二回に2安打で1点を追加。1点を返された三回には先頭・向山が中堅右へソロを放つなど3得点で再び突き放した。
プロ注目・寺嶋大希投手(21)が先発し5四死球と苦しみながらも2回1/3を1失点。吉松、多田、堀のリレーでリードを守った。ここまで救援登板が多かった寺嶋は「リリーフのように1イニングに気持ちを入れていくというのを初回からやっていければとマウンドに上がったんですけど、空回りしてしまったのが反省です。第1代表で決まって本戦まで期間があるので、しっかり投球フォームから見直していきたい」と振り返った。
最優秀選手賞には向山が、優秀選手賞には野口が選ばれた。野口は「(初回の適時打は)向山さんが打ってくれたので気持ちも楽になって、良い形で打てました。第1代表を取れて、とにかくホッとした気持ちです」と笑顔を見せつつ「まだ通過点としか思っていないので、これから本戦に向けてもう1個、ギアを上げていかないと優勝はないと思っている」と気を引き締めた。