明大・中山 V2ランで優勝の可能性残った!22歳の誕生日に祝福の一発
「東京六大学野球、明大4-2法大」(27日、神宮球場)
3回戦1試合が行われ、明大が法大に逆転勝利で勝ち点4を獲得し、リーグ戦最終戦を終了。唯一勝ち点を落としていない早大の結果次第で、優勝の可能性が残された。早大が6月1日から予定される慶大戦を2連敗で勝ち点を落とせば明大が優勝、1勝2敗で落とせば、同5日に優勝決定戦が行われる。
快音を残し全速力で駆け出した。左中間席へ白球が弾むと神宮の杜は大盛り上がり。明大・中山琉唯捕手(4年・常総学院)は、ようやくスピードを緩め歓声を浴びた。
同点で迎えた八回1死二塁、代打で送り出された。出場機会に恵まれなかった中、前日の2回戦では代打でリーグ戦初打席に立ち初安打となる適時打をマーク。「昨日立たせてもらえた分、リラックスして打席に立てました」。プロ注目左腕・吉鶴が投じた低めスライダーを捉え、勝ち越しの決勝2ランを放った。
実はこの日が22歳の誕生日。大仕事を果たし「こういう舞台で打てて良かったです」とうなずいた。早大の結果次第で優勝の可能性を残し今春終了。「良い結果になるよう準備するだけ」。闘志はまだ燃やしたままだ。