始球式の辻発彦氏が休養の西武・松井監督にエール「またユニホームを着るときのために勉強して」26日に直接電話も

 始球式を終え、ファンの声援に応える辻発彦氏(撮影・山口登)
 渡辺監督代行(左)は辻発彦氏と談笑する(撮影・山口登)
 始球式を務める辻発彦氏(撮影・山口登)
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 「中日-西武」(28日、バンテリンドーム)

 元西武監督で、中日でも2軍監督やコーチを務めた辻発彦氏が、始球式を務めた。背番号「85」の中日のユニホームを着て、西武のマスコット、レオとともにマウンドへ。ストライク投球が捕手のミットに収まった。

 試合前は前日からGMと兼務する西武・渡辺監督代行と談笑する場面もあった。「急だったね」と話したといい、西武ナインに対しては「選手はグラウンドに立って試合をやるしかない。監督が代わって気持ちは変わってくると思うし、どう変わるかはそこは選手次第。違った気持ちでやってくれたら」と望んだ。

 一方で休養した松井稼頭央監督については、自身の後任で辻監督時代にヘッドコーチを務めた間柄ということもあり「最後までできなかったことは残念。そのために選手達には頑張ってほしい。」とも。休養が発表された26日の試合後、車に乗り込んだ後に本人から電話があったといい「こうなりました、と報告を。僕からは何も言えなかった」と振り返った。

 その上で「決まったことだからどうこうなるわけではない。残念だったけど、まだまだ若い。これからずっと勉強していくでしょうし、野球界のためにほしい」と再起に期待した。

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