敗戦の巨人・阿部監督 痛恨6回の作戦を説明「ベンチの都合のいいサインになってしまうんだけど」

 6回、オコエは一塁走者を送る犠牲バント(撮影・佐藤厚)
 グラウンドに姿を見せ、阿部監督(左)と握手をする王貞治氏。後方は小久保監督
 9回、三振に倒れた坂本
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 「巨人0-2ソフトバンク」(28日、東京ドーム)

 巨人が今季8度目の完封負けで交流戦初戦を落とした。先発の山崎伊が6回5安打1失点と、強力打線を抑えロースコアの展開を作ったが、打線がチャンスであと1本が出なかった。

 巨人の創設90周年を記念する「王貞治デー」として行われた一戦。痛恨の拙攻は1点を追う六回だった。先頭の代打・立岡が四球で出塁。二盗、丸の二塁内野安打で無死一、三塁を作った。

 ここで打席に立ったオコエは、初球からバントの構え。ボール、ファウルと続き3球目。ここでもセーフティースクイズを仕掛けたが、打球は高く弾んで捕手が処理。三走・立岡はスタートを切れず、丸だけが二塁に進塁し、場面は1死二、三塁と変わった。

 その後の好機で吉川が二ゴロに打ち取られると4番・岡本和の四球後、満塁で坂本が右飛。結果的に、この無得点が痛かった。

 阿部監督は完封負けに「ピッチャーは責められない、ずっと」とフォローした。六回、オコエのセーフティースクイズの意図については、「結果的には形を作れたが、ノーアウトだったし、打球判断になっちゃうんだけど、ベンチの都合のいいサインになってしまうんだけど」と説明。うまくいけば1点、最悪でも好機を広げることができる作戦がはまらず、「1死二、三塁で逆転の形は作れたんだけど。そこで打てなかったってだけ」と振り返った。

 ソフトバンク・王会長とは「秋に会いましょう」と日本シリーズの対戦を希望され、「会えるように頑張ります」と回答したという。交流戦で黒星スタートに、「結果が出なかったですが、始まったばかり。明日勝てるように頑張ります」と次戦へ視線を向けた。

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