張本勲氏「無理だと言われたんだけど」王貞治DAY「這ってでもいかないと」 杖をつきながらファーストピッチ

 巨人のユニホームを着て投球する張本勲氏(撮影・佐藤厚)
 記念撮影する(左から)小久保監督、張本勲氏、王貞治氏、原前監督、阿部監督(球団提供)
 セレモニアルピッチで投球する原前監督(撮影・佐藤厚)
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 「巨人0-2ソフトバンク」(28日、東京ドーム)

 巨人が28日、球団OBの王貞治氏(84=ソフトバンク球団会長兼特別チームアドバイザー)の功績をたたえ、球団創設90周年記念特別試合「王貞治DAY」を開催した。

 五回が終了すると、「4番・ファースト 王」のアナウンスが響き、王氏がグラウンドに姿を見せた。「とにかくありがたいの一言ですよね」。NPB歴代最多868本を記録した偉大な大打者。両軍ともベンチ前に整列し、拍手を送った。

 3日に開催された「長嶋茂雄DAY」で、同じように長嶋氏が姿を見せたことに「やっぱり元気であるってことは僕もうれしいですから」と笑顔。阿部ジャイアンツについて「今年はやはり何とか勝ち上がって、日本シリーズでね、やりたいですね」とエールを送った。

 また、試合前には第39代4番で、王氏と同学年のOB・張本勲氏(83)がファーストピッチに登場。「無理だと言われたんだけど。ワンちゃんの日だから這(は)ってでもいかないといけない」と、右手で杖をつきながらマウンドで腕を振り、続いて原辰徳氏がセレモニアルピッチに。「非常にファンを愛された方。強い影響力を与えていただいた」と感謝していた。

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