3連覇の青学大・安藤監督が涙「求めるものも大きくて厳しく評価してきました」 完投胴上げ投手の中西への思い語る

 涙を拭う青学大・安藤監督
 試合後の会見で涙を見せる青学大・安藤監督
 3季連続Vを成し遂げた青学大の(左から)中西、佐々木、安藤監督、西川、渡部
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 「東都大学野球、青学大3-1中大」(29日、神宮球場)

 3季連続Vを成し遂げた青学大の安藤寧則監督が試合後の取材で涙を見せた。

 指揮官が言葉につまったのは、完投勝利で優勝を導いた中西聖輝(まさき)投手(3年・智弁和歌山)に先発を任せた理由を問われた時だ。「一言じゃ言えないな…。1人1人、思いを持ってご縁をいただいた選手なので…」と話し始めると涙。「僕の求めるものも大きくて、他の選手だったらまぁ、というところも厳しく評価してきましたので。全日本があるし、これで終わりじゃないんですけど、きょうの一戦を任させてくれた、迷いなく聖輝というのがあったので。うまく言えないですけど…」と思いを語った。

 熱い言葉を受け取った中西は、今季の成長について「技術的にもそうなんですけど、(投手コーチの)中野さんと監督をほんまに心から信頼して、自分の中のいらないプライドを捨てて、全てを信用して野球することで結果もついてきたので。人間的に変われました」と話した。

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