落合博満氏「しっかりと考えて野球をやっている選手は何%?」の答えが深すぎ「100%」も「すべては結果で論じられる」

 元中日監督の落合博満氏が28日、自身のYouTubeチャンネル「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。「オレ流質問箱」のコーナーで視聴者から「プロ野球界で『しっかりと考えて』野球をやっている選手は全体の何%だと思いますか?」という質問に回答した。

 「考えないで野球をやる選手はいません。だから100%、考えながら野球をやってるんだろうと思います」と言い切った落合氏。「ただその考えと実際に起こっていることがね、まるっきり違うことが起こってる。バッターで言えばここは絶対ストレートでストライクを取ってくるだろうと思って振りに行ったら、たまたまそれがフォークボールで空振りしたとか」と具体例を示し、「それが続くと『なんだ、この選手は何も考えないでバッターボックスに入っているのか』っていう風に周りの人が思っちゃう」と解説した。

 「だから本人が思っていることと現実に起こっていることが噛み合ってないんだろうなと思います」と結論づけた落合氏。「ピッチャーにしてもバッターにしても、今、自分が何をすべきか。考えてはいるんだろうけど、すべては結果で論じられるんでね。結果いかんでは『よく考えて野球をやっている』。結果が出なければ『こいつは何を考えて野球をやっているんだ』っていう風に映ってしまう」と語る。

 「まあ、この世界の実状なんだろうと思います」。結果がすべての野球の世界で、打者なら打てば、投手なら抑えれば称賛される。逆に打たなければ、抑えられなければファンの批判の的となる。特にチームの中心選手ともなればその傾向は強い。

 現役時代に3度の三冠王に輝き、4番を担ってきた落合氏ならではの考え。他にも「あえて真ん中に投げることができた投手はいますか?」「次々とメジャーに選手が流出する中、将来日本の野球はどうなりますか?」という問いにも真摯に答えていた。

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