どうした王者オリックス 14失点惨敗で借金8 田嶋が4回6失点でKO

 ベンチで水本ヘッドと話をする中嶋監督(撮影・市尻達拡)
 ベンチから試合を見つめる中嶋監督(撮影・市尻達拡)
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 「広島14-0オリックス」(29日、マツダスタジアム)

 オリックスは今季初の2桁14失点で大敗し、今季2度目の4連敗。中嶋政権ワースト更新の借金「8」となってしまった。

 先発の田嶋が4回8安打6失点と誤算だった。初回は秋山、矢野に連打され、その後1死二、三塁から小園の遊ゴロの間に三走が本塁へ生還。先制点を献上する形となった。

 1点ビハインドの三回は1死二塁から矢野に右中間へ適時三塁打を打たれる。1死三塁で菊池と対戦したシーンでは初球のチェンジアップがすっぽ抜け、捕手の構えたミットの遥か上を行く大暴投となり、矢野が楽々とホームイン。もったいない投球で失点した後、2死一塁から末包に左越えの2ランを打たれた。

 5点ビハインドの四回にも2死三塁から秋山に中前適時打を打たれ、相手の勢いを止めることができなかった。田嶋本人は「先発投手として役割を果たせなかったことが悔しい」と唇をかんだ。

 田嶋の後を受けた救援陣も打ち込まれ、広島に2桁得点を献上。良い流れを引き寄せることはできなかった。

 打線は森下を攻略できなかった。初回は先頭の福田が左前打で出塁したが、宗が一ゴロ併殺打。その後中川も中前打で出塁したが、森が凡退した。1点を追う二回には1死一、二塁と好機を演出したが、横山聖、田嶋が倒れ、あと1本が出なかった。

 三回からは相手右腕に完璧に抑え込まれ、三者凡退の攻撃を続けてしまった。

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