巨人が劇的サヨナラ勝ち 延長十二回に吉川が決めた 4時間半の死闘を制す

 12回、サヨナラを決め、阿部監督(左)に手荒く祝福される吉川(撮影・佐藤厚)
 12回、吉川は右越えにサヨナラ二塁打を放つ(撮影・佐藤厚)
 12回、サヨナラの右越え二塁打を放ち喜ぶ吉川(右)
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 「巨人1-0ソフトバンク」(29日、東京ドーム)

 巨人は0-0の延長十二回1死二塁、吉川が右越えにサヨナラ適時二塁打を放った。

 先発した堀田は六回途中を5安打無失点の好投。その後は継投に入り大江から西舘、高梨、バルドナード、泉、ケラー、平内とつないで、それぞれ無失点に抑える力投を見せた。

 打線は初回に絶好の先制機を迎えた。先頭・丸と3番吉川の安打などで1死一、二塁。ここで4番・岡本和の当たりは放物線を描いたが、中飛に打ち取られる。2人ともタッチアップでスタートを切り進塁して二、三塁と好機を広げた。ただ続く坂本が左飛に仕留められ得点を奪えず、本拠地は大きなため息が充満した。

 二回以降は相手先発・大関から安打すら打てなかった。左腕のキレのある直球と変化球の前に手も足も出ず結局、7回を2安打無得点に封じ込められた。

 八回以降も得点機であと一打が出なかったが、最後にようやく均衡を破り、4時間29分の死闘に決着をつけた。

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