新庄采配大的中!「6番・投手」の山崎が先制の中前適時打 勢いに乗った打線は一挙4得点
「阪神-日本ハム」(30日、甲子園球場)
新庄采配が大的中だ。「6番・投手」でスタメン出場した山崎福也投手が四回無死一、三塁から、鋭いライナーを中前に運ぶ先制の適時打。山崎は塁上で両手を広げ、三塁側ベンチも大いに盛り上がった。山崎は「あまり覚えていないですが、来た球をヒットにしようと思って打ちました」とコメントした。
山崎は日大三高3年時に出場したセンバツで、大会最多安打タイ記録となる13安打をマーク。雨天中止となった28日の阪神戦では、「7番・投手」で先発予定だったことを新庄監督が明かしていたが、ひとつ繰り上がった打順で先制打をたたき出した。
新庄監督は「打球の質がめちゃくちゃいい。右中間にね、いい打球がね。で、外角をちょん、って逆方向に。ヘッドの使い方がむちゃくちゃうまいんで。おもしろいっすねえ」と山崎の打撃を評価。28日に「7番」と聞いた山崎は「驚きましたよ。さすが新庄監督だなと思いました」と笑顔。「とにかく自分のバッティングができるように。投げる方もしっかりやります」と話していた。
山崎は第1打席は四球を選び、第2打席で先制適時打と期待に応えた。投げては三回まで1安打に抑えている。
日本ハムはなお無死一、二塁として、伏見の犠打を西勇が三塁に悪送球して2点目。さらに水野が2点右前適時打を放って4点を奪った。水野は「福也さん(山崎)がお手本を見せてくれたので、僕も何とか打てました」とコメントした。