日本ハム新庄采配的中「6番ピッチャー山崎」で先制打&7回0封 阪神に連勝で政権最多の貯金9
「阪神0-6日本ハム」(30日、甲子園球場)
日本ハムが山崎の投打にわたる活躍で阪神に2連勝。貯金を新庄政権最多の「9」まで積み上げた。
スタメン発表で「6番・ピッチャー、山崎福也」とアナウンスされると場内がどよめいた。雨天中止となった28日は7番の予定。新庄監督は1つ繰り上げて6番で起用したが、これが的中した。
四回無死一、三塁の好機に迎えた第2打席。西勇の外角高めの141キロ直球にバットを合わせ、中前に運ぶ先制適時打。「あまり覚えていないですが、来た球をヒットにしようと思って打ちました」とコメントした。
四回は敵失でさらに1点を追加し、なお無死二、三塁。水野が右前に2点適時打で加点した。「福也さん(山崎)がお手本を見せてくれたので、僕も何とか打てました」と福也効果を口にした。
打撃の評価の高い山崎だが、22日、エスコンで新庄監督の見守る中、打撃練習を行い柵越え6発を放った。「打球の質がめちゃくちゃいい。右中間にいい打球。で、外角もちょんって逆方向に。ヘッドの使い方がうまいのでおもしろい」と指揮官も絶賛した。
10年のセンバツ大会では日大三のエースとして出場し、準優勝。打っては大会最多タイとなる13安打も記録。そんな甲子園を「プロに入ってからも1本打っているので。2ベースだったのでイメージいいですね」と話していた。
本職の投手としては、緩急自在にテンポの良い投球で7回3安打無失点の好投。危なげない投球でリーグ単独トップの6勝目を挙げた。