日本ハム・山崎がスタンドに投げ込んだウイニングボール つかんだ大人が少年に手渡す 周囲は笑顔と拍手 阪神ボロ負けで不穏な空気漂う甲子園が和む

 ヒーローインタビューを終え、引き揚げる山崎(撮影・中田匡峻)
 今季6勝目を挙げた山崎(撮影・中田匡峻)
 7回無失点で6勝目を挙げ、ポーズをとる山崎
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 「阪神0-6日本ハム」(30日、甲子園球場)

 阪神が今季6度目の完封負けを喫し、日本ハムに2日続けて主役の座を奪われた。珍しく西勇が悪送球のミスを犯すなど、阪神ファンがスタンドの大部分を埋めた甲子園には点差が大きく開いた中盤以降、ため息と同時に不穏な空気も流れた。

 そんな空気をガラリと変えたほほえましいワンシーンが試合後にあった。「6番・投手」で出場し、四回無死一、三塁から先制の中前適時打を放ち、投げては7回無失点の好投でリーグ単独トップの6勝目を挙げた山崎。ヒーローインタビューを終え、左翼席の日本ハムファンの歓声に手を挙げて応え、カメラマンの撮影にも笑顔で応じた後、手にしていたウイニングボールを三塁側スタンドに投げ入れた。

 甘いマスクの山崎にはファンも多く、記念のボールを手にしたい人が群がったが、最終的には大人がウイニングボールを手にした。だが、次の瞬間、そばにいた少年に自分も欲しかったであろうボールを手渡した。すると周囲からは拍手が送られると同時に、笑顔の輪が広がっていた。

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