楽天が2連勝で今月初のカード勝ち越し 今江監督「勝ち越しも忘れてましたね」
「DeNA5-6楽天」(30日、横浜スタジアム)
楽天は接戦を制して2連勝。9カードぶりで今月初のカード勝ち越しとなった。今江敏晃監督は「連勝も久しぶり(約2週間ぶり)だし、勝ち越しも忘れてましたね」と語った。
中盤に打線が奮起した。初回に村林の2号先制ソロの後、なかなか追加点を奪えていなかったが、1点を追う六回、鈴木大の適時二塁打などで逆転。七回には小郷、辰己の適時打でリードを広げた。今江監督は「打線は粘り強く各バッターがやれることをやって、しっかりつないでくれた。追いつかれないような点差をつけれた」とたたえた。
投手陣は踏ん張った。先発の藤井は5回まで9安打を浴びるも、なんとか粘って2失点。七回に弓削がDeNA・宮崎に3ランを浴び、一気に1点差まで詰め寄られたが、酒居、宋家豪、最後は則本が抑え、1点のリードを守り切った。指揮官は「結果的に勝ちパターンを出すことになってしまった。できれば連投は避けたかった。取れる試合を何とか勝ち切れたのはよかった」と安堵(あんど)の様子だった。「また明日からの戦いが大事になるので、しっかり明日から戦っていきたい」と力を込めた。