ロッテ 2試合連続4時間超え激闘で執念のドロー 九回に総力つぎ込み同点も吉井監督「あそこは追い越してほしかった」

 ヤクルトと引き分け、岡(25)らナインとタッチを交わす吉井監督(左端)=撮影・開出牧
 10回、並木を遊ゴロに打ち取り雄たけびを上げガッツポーズを決める益田(撮影・開出牧)
 9回、同点の右前適時打を放つ代打・ポランコ(撮影・開出牧)
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 「ヤクルト3-3ロッテ」(30日、神宮球場)

 ロッテは2戦連続引き分け。1点を追うリードの九回にポランコの同点打で追いついた。吉井理人監督は「追いついたんで、あそこは追い越してほしかったんですけど、負けなかったので」と話した。

 2-3の九回。先頭の代打・角中が四球を選び、代走に和田。続くソトは左前打を放ち、代走に茶谷が入った。無死一、二塁から佐藤が犠打を決めると、続く高部は申告敬遠。1死満塁から、ポランコが右前打を放ち、2戦連続の同点打とした。

 4人の代打、代走を投入し、控え選手は柿沼のみに。そのため、延長十回の2死からは、九回に4番手で登板した沢田が打席に入った。空振り三振に終わり、直後に益田に交代。総力戦で戦い、指揮官は「本当は、延長をやりたくなかったので、あそこで決着をつけるつもりでつぎ込んだんですけど。リリーバーはみんな連投だった。よく頑張った」と振り返った。

 ヤクルト戦3連戦は、1勝2分けで負けなし。ただ、引き分けに終わった2試合で、述べ14人の投手を投入した。指揮官は「ピッチャーを疲れさせただけであまり良いことはなかった。阪神戦もピッチャーの使い方は難しいので、これから考えます」とし、31日からの阪神戦を見据えた。

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