渡辺西武 完封で2連勝 ドラ1武内が5回2/3を無失点で4勝目
「中日0-3西武」(30日、バンテリンドーム)
西武・渡辺監督代行の“初陣カード”は、黒星発進後の連勝で勝ち越し。その原動力は、ドラフト1位・武内(国学院大)の好投だ。「あまり調子がよくなかったけど、その中でも何とか打たせて取る投球ができた」。5回2/3を無得点に抑え、デビューから負けなしの4連勝。規定投球回に達して防御率は1・27でリーグトップに立ったルーキーは、静かに振り返った。
5人の投手で零封という逃げ切りの形に「うちの今の感じからいうと、追っかける展開は苦しいから」と渡辺監督代行は打低投高のチーム状況を踏まえ、早めに手を打つ積極采配を強調。武内については「すごい。実力通りの結果を出してくれている感じがする」とたたえた。巻き返しにも「われわれは交流戦をきっかけに、というところのチーム」と言った。攻めのタクトで、渡辺西武に勢いが出てきた。