日本ハム・新庄監督、ドラ3宮崎を「7番レフト」でスタメン起用 自身のデビュー戦振り返り「佐々木恭介さんが『おい、若造』って」

 試合前、新庄監督(左)と話す宮崎(撮影・中島達哉)
 試合前、自身がデザインした「女性用小顔キャップ」を着用し、金村暁氏(左)と話す新庄監督(撮影・中島達哉)
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 「日本ハム-DeNA」(31日、エスコンフィールド)

 日本ハムの新庄監督がドラフト3位の宮崎(山梨学院大)を昇格即スタメンで起用する。試合前練習中に報道陣の元に歩み、「きょう7番レフト宮崎君」と1軍デビューを明言した。

 「早い段階で経験させることが一番の成長だし、この長いシーズン、層を厚くしておかないと。何かあったときポンといってもらう。2軍でいくら経験させても違うんですよね」と起用する意図を明かした。

 「僕が…19歳だったかな?1軍デビュー?」と自身のデビュー戦を振り返る。1991年9月10日の巨人戦(東京ドーム)。9回に代打で出場し香田から初打席初安打初打点を記録した。

 「佐々木恭介さんが『おい若造、真っ直ぐ狙っていけ』と。『嫌です』『なんや嫌って』『カーブ狙います』『生意気な。お前、じゃあ打ってみろ』。で、カーブきてカーン、センター前」とやり取りがあったことを明かす。自らの経験を基に「若いうちに1軍の舞台で経験することが成長につながるし層も厚くなる」と力説した。

 宮崎は「1軍の試合に出ることをイメージしながら練習してきたので、いざそういう場面が来ていつも通りやろうという気持ちです」と平常心で臨む思い。「毎日打席内容を反省したりとか、そういうところで成長していると思うのでそこを出していければ」と2軍での経験を生かす。

 新庄監督は「肩も強いし。守備固めのイメージ。でもファームでのバッティングの映像を見ていたらキャンプのころとまたレベルがまたポンと上がった」と評価。「活躍してくれたらね、またうれしいしね」と期待を込めた。

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