DeNA・三浦監督が猛抗議 山崎なぜボーク?元NPB審判員が解説「投手板の後方に軸足を外していれば」

 8回、松本剛の時にボークを宣告される山崎(撮影・中島達哉)
 8回、山崎がボークを宣告され、審判に詰め寄る三浦監督(右)=撮影・中島達哉
 8回、松本剛の送りバントの打球を処理して一塁へ悪送球し、勝ち越し点を献上した山崎(左から3人目)=撮影・中島達哉
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 「日本ハム3-4DeNA」(31日、エスコンフィールド)

 DeNA・山崎康晃投手のボークを巡り、三浦監督が猛抗議した。

 2-2の八回無死一塁、打者・松本剛を迎えた場面。山崎は初球を投じる前に2球連続で一塁に偽投した。しかし、2回目の偽投で投手板から軸足の右足を外さなかったとしてボークを宣告された。

 三浦監督は猛抗議。審判団の協議の末、ボークを宣告した岩下三塁塁審は場内アナウンスで「投手板を外さずに偽投したため」と説明した。

 元NPB審判員の坂井遼太郎氏はXで「投手板の横(三塁)に軸足をスライドさせて一塁へ牽制する事は許されているが、解釈としては投手板に触れている扱いの為、一塁に投げなければボークとなります」と投稿。「もし投手板の後方(二塁)に軸足を外していれば、一塁に投げなくても問題ないんです」と伝えた。

 試合後、三浦監督はボークの場面について言及。「(投手板から)外れてないという説明でした。1回目と同じですし、本人が偽投するつもりで外して、投げる意思はなかった。1回目と何ら変わりはないと判断しました」と納得はしていない様子で、「球団が試合後、要望書(意見書)を出してくれるみたいで、説明受けました」と明かした。

 試合は八回に山崎が勝ち越しを許したが、九回にオースティンが同点弾。十回に森の決勝打で逆転勝ちした。

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