楽天福島で劇的サヨナラ 今江監督「興奮しすぎてちょっと喉が」代打の代打フランコ逆転3ラン
「楽天5-3ヤクルト」(31日、あづま球場)
楽天の今季初の3連勝は劇的な形で訪れた。2-3の九回1死一、二塁。代打の代打で起用されたフランコが初球を完璧に捉えて逆転サヨナラ3ラン。今江監督は「興奮しすぎてちょっと喉が…。最高の形になった」と勝利の余韻に浸った。
二回に先制を許してから常に追いかける展開。七回から2番手のターリーが1回、続く渡辺翔が2回を無失点。連投していた投手が多かった救援陣の踏ん張りに、土壇場で打線が応えた。
九回は1死から小深田、小郷が連打。代打の茂木に対してヤクルトベンチが左投手の長谷川を投入したところで、交流戦から1軍に復帰したばかりのフランコが打席へ。「シンプルにいい球を狙って」と甘く入ったチェンジアップを弾丸ライナーで左中間席に運んだ。
今年1試合しかない福島開催で、東北のファンに最高の瞬間を届けた。今江監督は「また応援したくなるような試合ができた」と言葉に力を込めた。