ロッテ凄っ サヨナラで19年ぶり10連勝 小川が決めた押し出し四球「持ち味を出していこうと立った」

 「ロッテ5-4阪神」(31日、ZOZOマリンスタジアム)

 4時間超えの死闘をロッテ・小川龍成内野手が決着させた。1点ビハインドの九回に同点に追いつき、3試合連続の延長戦へ。最後はサヨナラの押し出し四球で2005年以来19年ぶりの10連勝とし「自分の持ち味を出していこうと思って打席に立った」と笑った。

 執念の粘りだった。同点の延長十回。2死から安打と四球でつなぎ、満塁の好機で小川が打席に立った。カウント0-2から4球連続でボールを見極めガッツポーズ。歓喜のウオーターシャワーを浴び「なんとかしたいっていう気持ちが結果につながっている」と喜んだ。

 初回には左翼線二塁打を放ち、0-1の三回2死三塁からは、意表を突くセーフティーバントで同点に。2安打4四球で全打席出塁とし「粘ったり、球を見極めたり、自分のやるべきことをしっかり理解できている」と胸を張った。

 5試合連続マルチ安打と絶好調。「キャンプから『オレの出番はまだか』っていうのがにじみ出るくらい練習していた。その成果が出てきた」と吉井監督。成長著しい大卒4年目の若武者がチームを引っ張り続ける。

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