楽天・松井「能登のために」今季初星 1月1日に穴水町で被災、地震から5カ月「わかっていた」

 「楽天8-2ヤクルト」(1日、楽天モバイルパーク)

 被災地の故郷へ、うれしい1勝を届けた。今季初先発となった楽天・松井友飛投手が6回2安打1失点の好投。1月1日に地元・石川県・穴水町で被災した能登半島地震から、ちょうど5カ月となったこの日に今季初白星を挙げた。

 「今日で5カ月たったことは自分でもわかっていたので、能登の人たちのためにも頑張ろうと思っていました。一発目で結果を出せたのは、すごく自信になりました」

 序盤のヤマ場を乗り越えた。三回、1死一、三塁のピンチを招いたが、丸山和、山田と上位打線を抑えた右腕。「先制点だけは与えたくなかったので、ゼロで帰ってこられてよかった」。流れを引き寄せると、直後に味方が3得点。援護をもらった後も安定した投球で役割を果たした。

 ようやく巡ってきた、今季初先発のチャンスを生かした松井。「これからが大事になってくるので、次に向けて頑張りたい」と力を込めた。

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