早大V王手 今秋ドラフト候補の吉納が2発!「絶対に優勝します」

 「東京六大学野球、早大8-1慶大」(1日、神宮球場)

 慶大-早大1回戦が行われ、早大が快勝して2020年秋以来7季ぶりの優勝に王手をかけた。今秋ドラフト候補の吉納翼外野手(4年・東邦)が2本塁打を放つなど躍動。エースの伊藤樹投手(3年・仙台育英)が8回1失点、9奪三振の快投を見せた。2日の2回戦に勝利して勝ち点を挙げれば完全Vが決まる。

 神経を研ぎ澄ます。「この春一番の集中力で行け」。小宮山監督からゲキを受け、心を決めた。「絶対打ってやる」-。吉納が気合の2発で優勝を大きくたぐり寄せた。

 5点をリードした六回2死二、三塁。1ボールからの直球を捉えた。伝統の早慶戦に駆けつけた3万人の歓声とどよめきとともに、打球はバックスクリーンへ。現役最多9号となるダメ押し3ランで勝利を決定づけた。三回には左越えソロを放っており、1試合2発の活躍。「早慶戦に憧れて入学した。2本目を打った時の、あの歓声は死ぬまで忘れない」と並々ならぬ思いが力となった。

 「『ここで打点挙げれば(記者投票の)ベストナインもあるかもしれないぞ』と監督に言われたので、あの…ぜひ、お願いします」と、まさかの宣伝で爆笑をさらいつつ「明日(2日)絶対に優勝します」と気合を入れた吉納。燃える闘志で7季ぶりの覇者となる。

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