早大が7季ぶり完全V、2日間で27安打20得点と慶大を圧倒 前日好投の伊藤樹が“予告通り”胴上げ投手に
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「東京六大学野球、早大12-2慶大」(2日、神宮球場)
早大が慶大を下して勝ち点5を挙げ、2020年秋以来、7季ぶりの優勝を果たした。慶大との伝統の一戦は、2日間で27安打20得点と圧倒した。
先制を許したが、1点を追う二回2死三塁から、中村敢が左前適時打を放って同点に。さらに2死一、二塁で尾瀬が右翼線へ適時二塁打を放ち、すぐさま勝ち越しに成功した。
1点差に詰め寄られた五回には打線が爆発した。先頭・尾瀬が右越えソロを放つと、1死から5連打でさらに4得点。2死一、二塁では、この回2打席目の尾瀬が9点目となる左前適時打を放ち、一気に突き放した。
先発の宮城は3回1失点。越井、鹿田、安田でつないでリードを守ると、九回2死からは伊藤樹がマウンドへ。前日の1回戦で8回1失点の好投を見せた右腕について、小宮山監督は「胴上げのシーンがあれば、樹を送り出す」と“予告”。伊藤は1四球を与えたものの、最後は清原を三ゴロに打ち取り歓喜のシーンを実現させた。