「ロッテ０－１阪神」（２日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　ついに負けた。ロッテ打線は阪神先発・才木の前に６安打完封負け。連勝は１１で途切れ、１６試合ぶりに黒星を喫した。吉井理人監督は「（才木に）去年もやられたんですけど、良い投手なのでなかなか打てなかった。変化球が多かったので、うまくかわされた」と悔やんだ。

　ここまで４試合連続で九回に追いつき、延長戦に持ち込んできた。驚異の粘りで１４日・オリックス戦（那覇）から１５試合負けなし。大量得点は奪えなくても、相手に勝ちは渡してこなかった。

　この日も０－１の九回に打線は動いた。先頭・小川が中前打で出塁。続く高部は遊撃へゴロを放つと、気迫のヘッドスライディングで内野安打とし絶好機を呼んだ。だが、無死一、二塁からソトが遊ゴロ併殺打。ポランコも二ゴロに倒れ、敗北を突きつけられた。

　２００５年以来１９年ぶりとなる破竹の快進撃は止まったが、交流戦は単独１位。指揮官は「いつも切り替えている。連勝なんて全然気にしていなかったです」と淡々とした表情。勢いを落とさず、再び白星を重ねる。