ヤクルト・石川 降雨コールドで9年ぶり完封 5回0封「やっぱり特別」新人から23年連続勝利

 「楽天0(降雨コールド)4ヤクルト」(2日、楽天モバイルパーク)

 持てるすべを駆使して腕を振った。ヤクルト・石川雅規投手は打者のタイミングを外しながらコースを突いて5回無失点。降雨コールドゲームで9年ぶりの完封となった。新人から23年連続勝利をマークし「シーズンの最初の勝利というのはやっぱり特別だな」としみじみと語った。

 ベテラン同士の岸との投げ合いだった。緩急巧みに次々と打ち取り、三回無死一塁は小郷を二ゴロ併殺打、村林を左飛。四回2死一塁では浅村を右飛に仕留め「必死だった。結局、最後は気持ちが大事だと思う」と振り返った。

 通算537試合目。実績を積み重ねても登板のたびに「ストライクが入るかな」といった不安や緊張に襲われるという。心がけているのはどんな状況でも万全の準備をすること。「これだけやってきたっていうメンタルの安心感が大事」。交流戦最多の29勝目という数字にも日頃の努力が表れている。

 秋田県出身ということもあり「東北の地でそういう(記録の)勝利を挙げられたのはすごくうれしい」と実感を込めた。5連敗中だったチームの窮地を救う好投だった。

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